普段からタバコを吸っているという男性は昔よりは減ってきているものの、今でもやはり多いと思います。
仕事などでイライラすることが多かったり、何かとストレスが溜まったらタバコを吸って気分転換をすることもできるので頼ってしまいがちです。
多くの喫煙者がタバコを吸うことは体に悪いことであるということはある程度自覚したうえで吸っているとは思いますが、精力減退や勃起不全などの症状がでてくるとしたらだまってタバコを吸い続けられますか?
この記事の概要
タバコは精力を減退させるのか
タバコのニコチンは肺や心臓などの体の器官に対して深刻な影響を与えるわけですが、その体に対する影響の一つとして精力減退を促すというものもあります。
精力が減退するのは血管が収縮してしまっているために、下半身に十分な血液が行き渡らなくなるところが大きな原因となるわけですが、タバコの中に含まているニコチンは血管を収縮させる作用があります。
継続的にタバコを吸っている期間が長くなるほど血管は細く収縮して血行不良になりやすい状態となっていきます。
すると勃起するために重要な役割をになっている血液が足らなくなるので精力が大幅に減退していくようになります。
精力を維持するために必要なビタミンやミネラルがタバコに壊される
また、精力を一定に維持してきちんと健康的な状態を維持していくためにはビタミンやミネラルなどがバランスよく体内に存在している必要があります。
しかしタバコを吸うと体内に存在しているビタミンやミネラルなどが破壊されてしまうと言われています。
厳密に言うとタバコが直接ビタミンなどを破壊してしまうというわけではないのですが、喫煙することによって体の中に入ってくる有害物質や悪玉活性酸素などを分解するために無駄にビタミンやミネラルなどが消費されるようになってしまいます。
すると結果的には勃起したり射精するために必要になるビタミンやミネラルがいざという時に足りないという状況になります。
ED患者の80%は喫煙者というデータも
勃起不全(ED)になってしまう原因は必ずしもタバコを吸っていることだけというわけではありませんが、現実に勃起不全(ED)にかかってしまった患者の80%が喫煙者であるというデータが出てきています。
成人の喫煙率としては年々減少傾向にあって、ピーク時の昭和40年ごろと比較すると現在では半分以下くらいにはなってきています。
それでも位までに日本全国で1500万人ほどの喫煙者がいる状況です。
精力減退や勃起不全などのような現実的に困ることになる症状がでてこないと危険性がいまいち実感できないので、その時の気分などを優先して喫煙を続けてしまう人が多いのでしょう。
煙草は百害あって一利なし!勃起不全の予防改善をするなら避けるんべき
タバコを吸うということは吸ったその瞬間の一時的な快楽以外には全くもってメリットのないことで、もともと健康だった男性でも精力減退や勃起不全などになってしまうリスクを高めてしまうことになります。
さらには現状すでに精力が落ちてきているのであればその状態を悪化させる要因になります。
すでに精力の衰えやEDなどに悩みはじめているのであれば、その状態でタバコを吸い続けるのは自らの意思で精力を落としているのと同じことです。
できることなら禁煙をしながら失った精力を取り戻すように対策をしていくのが理想的です。
まとめ
今回はタバコがどれほど精力に対して悪影響を与えてしまうのか?というところを今一度確認してきました。病気のリスクはもちろん、体力も精力も失ってお金さえも無駄になってしまう。
今禁煙がブームになってきているのも確かに納得できる流れと言えるのではないでしょうか。
また、長年の喫煙で落ちてしまった精力を復活させたり、勃起不全の状態から立ち直るためにはただタバコを止めるだけでは足りない可能性も高いです。
精力の回復に努めるためには精力剤などを活用しながら健康と精力の状態を取り戻すようにしていく必要がでてきます。
まずはタバコを止めるということが優先ではありますが、しっかりと勃起や射精などができるようにしていくためには栄養にも気をつけて体内の環境から変えていくようにしていくといいでしょう。