勃起そのものは問題なくできるのに射精が上手くできない状態になっていることを広義で射精障害と言います。
射精障害には射精ができないという問題ばかりではなく、早漏や遅漏、逆行性射精なども含んでいます。何かしらの射精障害を気づかぬうちに負っている男性も実はかなり多いのが現状です。
何らかの射精障害を持っていると性行為が上手くできないということになるので、奥さんなどパートナーがいる場合は夫婦の性生活が完全にストップしてしまうことになるのでかなり困ったことになります。
年齢的にもうセックスは諦めちゃったという人も多いですが、20代とか30代、40代くらいの夫婦だったらまだ諦めたくないですよね。ここでは射精障害が起きる原因とパートナーと一緒に対策をしていく方法などについてまとめてみました。
射精障害の種類について
まずは射精障害にどんな種類があるのか?というところから解説していきます。
早漏
早漏は射精障害の中でも最も多くの男性が悩まされている問題です。若くて精力がモリモリある男性でも早漏ですぐに出ちゃうという人はたくさんいます。私も20代は早漏に苦しんだ10年だったと言ってもいいような状態でした。
早漏が辛いのは勃起ができるからパートナーの女性からは射精障害という認識がないため、単純に「もうイッたちゃったの・・・?」くらいにしか思われずに満足できないと思われてしまうことですよね。早漏も射精障害だということを理解してもらって協力して治していく姿勢が重要だと最近は思っています。
遅漏
遅漏は早漏とは全く逆で勃起はしているし挿入もできているのにいつまでたっても射精ができないような状態です。
早漏の人からすると羨ましいと思われることもある遅漏ですが、遅漏も実はかなり辛いものがあります。
パートナーはとっくにイッてるのに遅漏だと気持ちよさよりも疲労感の方が溜まってきて最後まで射精ができずに終わってしまうことすらあります。私も遅漏を経験したことがあるのですが、これは早漏よりも地獄か・・・?というくらいに苦痛があります。
逆行性射精
逆行性射精は早漏や遅漏と比べると珍しいパターンかもしれませんが、経験したことがある男性もかなり多いはずです。私はあまり長い間逆行性射精で悩んだことはないですが、1ヶ月とか2ヶ月くらい悩み苦しんだ経験はあります。
まず逆行性射精というのは勃起もできていて挿入も問題なくできて、「あぁ、気持ちいい!」というオルガスムスに達したはずなのに精液が出てこないという状態です。射精したような感覚があるので自分では出したつもりでいるのに女性器からは精液が出てきません。
ゴムをつけていると空っぽのゴムなので、パートナーの女性からするとイッてないように思われてしまうことすらあります。射精したのかしてないのか分からないような感じで何かとしっくりこないですし、子作りも兼ねてセックスをしているなら致命的です。
射精障害の原因とは?
射精障害が起きてしまう原因の大半は心理的な部分にあると言われています。緊張や不安、ストレスなどによって精神状態が安定しないことが射精障害の原因となってしまうのです。
とくに早漏などは慣れない緊張感などが続いているうちは誰でも悩むものです。普通は早漏でも何回もセックスをしている間に少しずつ慣れてきて早漏もいつの間にか改善されるのですが、そうならない場合は対策が別途必用になってきます。
遅漏についても早漏と同じように精神的な部分が原因となっている場合も多いですが、それ以外にもオナニーのしすぎとかアルコールや常用薬などの影響を受けていることもあります。
逆行性射精は射精障害の中では最も重症といえるもので、原因を辿っていくと糖尿病とか外科手術などの後遺症によっておきる末梢神経障害などが影響していることもあります。検査をうけても原因が特定できないこともあるので対処も難しいと言われています。
射精障害をパートナーと一緒に対策しよう
まず今回解説した射精障害のいずれかに該当するかもしれないと感じた時点でパートナーには必ず報告をして自分一人で悩んで解決しようとするのではなく一緒に解決しようと動くことをおすすめします。
早漏や遅漏などは心理的な面が原因になっていることが多いとお話しましたが、一人で悩み苦しんでいてパートナーがその苦しみを理解していない状態だと更に精神的に追い詰められてしまう可能性のほうが高いです。
もちろんパートナーの性格とか間柄にもよるかもしれませんが、口に出して相談すればほとんどの女性は理解してくれて優しく寄り添いながら協力して対策することに応じてくれるはずです。
セマンズ法
パートナーの協力を得てできる対策の一つとしてセマンズ法というものがあります。
セマンズ法はパートナーが手でペニスに刺激を与えて射精感が出てきたら男性側が合図をして刺激を中止するという方法です。射精を一旦我慢してリラックスした後にまた刺激を加えて出そうになったらまた中止。これを何度も繰り返していきます。
そうすることで射精を堪えることができる時間を伸ばしていく事ができるようになってきます。
目安としては5回繰り返した後に射精するくらいが丁度いいでしょう。
スクイーズ・テクニック法
もうひとつパートナーと一緒にできる対策としてスクイーズ・テクニック法というものがあります。
こちらはセマンズ法と同じように最初は女性が手でペニスを刺激して射精感がこみ上げるまで続けます。射精しそうになったら合図をして亀頭腹側に親指をあてて反対側に人差し指を当てて数秒間ほど強めに圧迫する方法です。
これによって射精寸前でも射精を抑えこむことができるのでリラックスしてからまた同じように射精寸前まで刺激を与えて追い込んでいきます。
実践で射精寸前で抜いてリラックスを繰り返す
セマンズ法やスクイーズテクニック法は女性の性器にペニスを挿入することなくできる対策ですが、それらを繰り返してだんだん慣れてきたと思ったら実際にペニスを挿入してセックスをしてみましょう。
射精しそうになったらすぐにペニスを抜いて一旦リラックスします。30秒くらい休んでからまた挿入というのを繰り返していって実践にペニスを慣らしていきます。
注意点としては女性が上になって主導権を握ってはいけないということですね。女性が動くと想定以上の刺激と快感がペニスに走ってしまって合図をしても間に合わずに射精してしまう場合があります。
遅漏の場合はローションをたっぷり使おう
遅漏で挿入しても気も良さを感じられずに射精感まで至らないという場合はローションを多めに使って挿入時の刺激が強くなるように工夫します。
また、パートナー女性にお願いして膣をちょっとキツく閉めてもらうとさらに刺激が強く感じられるので射精しやすくなります。
逆行性射精の場合はクリニックで診療を受けるべき
早漏・遅漏の射精障害であればまだ自宅でパートナーと対策をすることで改善できる可能性が十分にありますが、逆行性射精の場合は自宅で対策するのはやや厳しいところがあります。
射精した感じがあるのに精液がでないという状態に覚えがある場合は億劫かもしれませんが一度泌尿器科に相談をしてみることをおすすめします。
男性ホルモンの減少が原因で精液自体があまり足りていないとか、精液の原料となる栄養素が足りていないという単純な原因の場合も考えられるので精力剤を使ってしばらく様子をみるのも手段としてはありです。
参考⇛射精感アップに最適なドバドバ系精力剤「プロキオン」の体験談
まとめ
今回は男性が射精障害になってしまう原因や射精障害の種類によってことなる対策方法などについてまとめてきました。
ここまでの内容をまとめると
- 射精障害には早漏・遅漏・逆行性射精がある
- 早漏・遅漏は心理的な原因の場合が多い
- 逆行性射精は原因は特定が難しいので泌尿器科に相談したほうがいい
- 早漏・遅漏はパートナーと一緒に対策をして改善できる
まとめるとこうなります。