逆行性射精とは?射精感があるのに精液が出ない原因と対策

逆行性射精とは射精障害の一種ですが、その中でも最も困ったことになる可能性が高い症状の一つです。

射精障害の種類とその違いについては「射精障害とは?」の記事でまとめてありますが、早漏や遅漏、そして今回詳しく解説をしていく逆行性射精が主な射精障害となっています。

ここではそもそも逆行性射精とはどういった状態で原因や対策としては何をしていけばいいのか?という点についてまとめていこうと思います。

逆行性射精とは?

逆行性射精とはセックスをしていて射精感があるのに精液が出ない状態のことをいいます。

ちゃんと勃起もできているし挿入もできている。しかもオーガズムに達して射精したような感覚があるのに実は精液が出ていないという状態です。

精液そのものがないわけではなく、外尿道口側へ出ないだけで膀胱側の方へと逆向していきます。

遅漏や早漏も苦しい問題ですが、逆行性射精が最も深刻な問題になりやすいので一刻も早く対処をしていく必要があります。

逆行性射精だと妊娠が困難に

逆行性射精が続いていることによって一番困ることになるのは子宮に精子が到達しないので妊娠させることができないというところでしょう。

まだ別に妊娠を望んでいないという場合はいいですが、結婚して子どもがそろそろ欲しいと感じているような時期に逆行性射精になってしまうと夫婦間のトラブルに発展してしまう可能性も高くなります。

精液が出ていないからパートナーも困惑する

自分が逆行性射精の状態になっていると言う事実をまだパートナーに知らせていない場合は、自分ではイッた感じになっていても実際に精液が膣内に入ってきていないのでパートナーからは「出てないよ・・・?」と言われてしまうこともあるかもしれません。

セックスをすること自体には満足できていても最後に精液を出す事ができないので自分も何となく物足りない気持ちになりますし、パートナーも困惑して自分が原因なのだろうか?と間違った思い違いをしてしまうこともあります。

マカ専務
若いカップルで子どもを作ろうとしている時にこの射精障害になってしまうのは大問題です。

逆行性射精の原因とは?

それではそもそも何が原因で逆行性射精になってしまったのか?という部分なのですが、原因は多岐にわたる上に非常に特定が困難であると言われています。

糖尿病や外科手術などの後遺症による末梢神経障害などで逆行性射精になることは確かに多く、これまでに発症した病気や手術などが影響して射精をする時に膀胱頸部の閉鎖が正常にできなくなっていることが主な原因と言われています。

先天性のものである可能性も高いと言われているので、自分のこれまでの生活習慣に原因はなかったというケースも多いです。

マカ専務
自分のこれまでの行動に原因がなかったというならある意味安心かもしれませんが、対処しないと改善できない病気でもあるので放置したままにはできません。

 

逆行性射精の治療や対処方法について

逆行性射精の治療はいくつかの手段が選べるようになっているので、まずは泌尿器科に相談をして提案された治療方法をこちらで選んでいくことになるのが一般的です。

薬物投与による治療

神経性の射精不全の場合は交感神経を直接刺激する働きがある薬剤でエミッションと膀胱頸部の収縮を促進して精液を前の方へと放出させやすい状態に持っていくという治療方法があります。

塩酸エフェドリン、塩酸フェニルプロパノラミンなどの薬剤は交感神経のα受容体を刺激して精液の放出を助けることができます。また、塩酸イミプラミンは神経末端でのノルアドレナリンの再取り込みを阻害して交感神経をに活力を与えていきます。

ただこれだけでは逆行性射精の問題を完全に解決することができない場合も多いのが現状です。

膀胱内の精子を排尿させる

逆行性射精の問題を解消するには膀胱内に溜まってしまった精子を排尿させる必要があります。

この方法を行う場合は陰茎亀頭部にバイブレーターなどを当てて振動による刺激で射精を促すことになります。

女性もののバイブレーターを持っているという人も多いと思いますので、そうしたものを使ってイッたと感じた後にペニスにバイブレーターで振動刺激を与えて射精させるという方法で対処をすることができます。

マカ専務
医師に相談をすると専用の振動装置を使って射精が起きるまで刺激をする方法を推奨される場合もありますが、バイブレーターがあれば自宅などでも対応できるので試してみる価値はあります。

電気刺激で射精を促す

バイブの振動を使っても射精ができなかった時には電気刺激を使って射精させる方法もあります。

前立腺や尿道などの生殖器に存在している交感神経の枝を直接刺激することになります。

電気刺激と聞くとEMS器具のような刺激を思い浮かべるかもしれませんが、電気射精刺激装置などの専門の機械を使いますので痛みなどで苦しいという状態にはなりません。射精障害が逆行性射精の場合でも心因性の者姿勢不全の場合でも対処できる方法として広く用いられています。

この方法で放出された精子は質が良くないという点が問題視されていますが、最近では技術が進歩しており妊娠成功率も向上していると言われています。

精液を取り出して人工授精する

逆行性射精でありながらも妊娠を希望する場合は精液を取り出して人工授精するという方法もあります。

この場合はカテーテルと呼ばれる管を挿入して精子を採取することになります。

問題となるのは尿が精液よりも酸性で浸透圧が高いので精子の生存が脅かされるという点です。これに対応するために精子採取の前から本人が重曹を飲んだり緩衝液を使ったりしながら精子にとって有害となる物質を中和します。

そして採取された精子を遠心分離機という機械で濃縮して人工授精していくという流れになります。

手間や費用がかかりますし、そもそも怖いとか痛いというレベルの問題もあるので億劫になる男性も多いです。

ただ女性が妊娠できる時期も限られているので時期を逃さずに妊娠して子どもを作りたいという場合はこういした対応も行っていかないといけません。

まとめ

今回は射精感があるのに精液が出ないという「逆行性射精」の原因や対処法についてまとめてきました。

何ヶ月も逆行性射精の状態が続いているならやはり本格的に治療を行うべきですが、まだ数回程度だという場合はたまたま精液が出なかっただけという可能性もあります。

何回か逆行性射精と思われるような状況を経験したという段階の人は緊張や不安、体調不良が原因だったというだけの場合もありますし、精力が落ちていたことで精液の製造が間に合っていないという場合もあります。

こうした場合は精力剤などを使いながら対処していくことで短期間でリスクなく改善できることもあります。

マカ専務
あまり深刻に考えるとそれもストレスになって更に別の射精障害の原因を作ってしまいかねないので、できる対策を一つずつ行っていくようにしましょう。

 

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